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12/18(日)なぎなた面白そう!!

今回、売店ページを作るにあたって、いろんな資料や動画を見て、すごい勉強になったし、たくさんの発見がありました。

そんな新発見のひとつが「なぎなたって面白そう!」てことです。

なぎなたと言えば、女性の武器って印象があるんですけど、南北朝時代までは戦場で用いられる主な長柄武器といえば「薙刀」でした。弁慶の薙刀は有名ですし、太平記では薙刀は勇者の持ち物ということになっているそうです。

それが戦国時代になって、集団戦が重視されるようになると、より扱いが簡単な「槍」が多用されるようになり「薙刀」は戦場での主役の座から降ろされてしまいました。

かわりに女性の護身用の武器として用いられるようになり、江戸時代には嫁入り道具のひとつになったそうです。

なぜ、薙刀が女性用の武器として用いられるようになったのか、ですが、簡単に言うと非常に強力な武器であるにもかかわらず、意外と力がいらないためのようです。

長い柄の先に重く反り返った刃がついてるという形状は、振り降ろしたとき、遠心力をフルに活用できるため、非力な女性でも無理なく対象を斬ることができます。

また、つばぜり合いなど接近戦になれば、どうしても力勝負になって女性には不利になりますが、薙刀ならリーチを生かして、接近戦に持ち込まれる前に、ロングレンジで相手を倒せます。

要するに女性(力の弱い人)が男性(力の強い人)に勝つことができる武器というわけで、男子禁制の奥を警護する女中たちにはうってつけというわけです。

とはいえ、現在、なぎなたは諸外国にも広まっていますが、外国では圧倒的に男子の競技人口のほうが多いようです。そりゃ、なぎなたが女性の武器っていうのは日本人だけのイメージなんで、外国では純粋に武器としての有用性や競技の面白さで見るでしょうから、そうなるのも当然かと思います。

女性のものという観点をとっぱらって見れば、なぎなたは日本の近接武器の中で最強クラスの実力のある武器やと思います。長物好きの人はチャレンジしてみてはいかがでしょう。

世界大会の女子決勝の様子。

なぎなたといえば、脛打ちのイメージがあったんですが、結構、豪快な面とか突きも多用してますね。あと刃の側だけじゃなく柄のほうでも叩いたり、突いたりできるし、構えもクルクル変わって、左右からの技もあって、ほんとに多彩です。

飛び込み技とかはかなり長距離からの攻撃が可能なんで、まあ刀を持った狼藉者くらいやったら、薙刀持った奥女中にばっさり斬られるでしょうね。

ただ刃の部分を正確に当てるのは難しそうってのと、「一本」の基準がよくわからないですね。

こちらは古流の天真正伝香取神道流の薙刀。

香取神道流の形は激しい打ち合いの中に奥義を隠しているらしいです。それにしてもここまでの動きができれば、まさに芸術ですね。

古流だと他にも直心影流・天道流・水鷗流などで薙刀の形はあって、それぞれの個性があって興味深いです。

ちなみにナギナタの表記ですが、最初期は「奈木奈多」と書いてナギナタと読む表記もあるようですが、「長刀」と書くのが一般的でした。しかし、南北朝時代になると、本当に長大な刀を持つ者が出てきたため、彼らの刀と混同を避けるため「薙(な)ぐ刀」で「薙刀」の字が当てられたようです。

今日では「なぎなた」というひらがな表記が広く使われていますが、これは戦後、今までの武術的な「薙刀」から、よりスポーツ的なものに転換した際、全日本なぎなた連盟によって統一されたとのことです。

(参考:別冊歴史読本読本シリーズ⑨現代武道全書/新人物往来社)

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