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9/17(火)短槍について!!

先日、練習で「短槍」をやったのですが、そもそも短槍とはどんな武器なんでしょう?

「短い槍やろうな」ってのは想像はつくし、時代劇なんかで何となくみた事はあるような気はするのですが、では具体的にどう使うのか?長槍とどう違うのか?といったところがはっきりわかりません。

それでネットで「短槍」と検索してみるのですが、有用な情報はほとんど出てきません。

いちおうwikipediaには「槍」の一種として「短槍」が挙げられ「個人戦や室内戦などの閉所で活躍~」と記述があります。

また、国際スポーツチャンバラ連盟のHPには、田邊会長が、短槍とは1,2~1,5mくらいの槍で昔、会長自身が1,5mくらいの槍の指導をされていたこと、短槍は極めて実用的でかなりショートレンジでスピーディーな刺突の攻防を理解できるものだと説明されています。

しかし出てくるのはそれくらいで、ほかには「短槍使いのバルサ」という小説のキャラクターとかゲームの画像ばかりで、あとはまさにスポーツチャンバラの「短槍」ぐらいです。

「短槍術」の動画とかも出てきませんし、それどころか実物の「短槍」の画像すら皆無です。これはいったいどういうことでしょう?

「短刀(術)」や「短棒(術)」ならかなりヒットするのですが。

考えられることとしたら、そもそも「短槍」という確固としたカテゴリーはなく、いろんな長さの槍のうち、比較的短いものを便宜上、「短槍」と呼んでいただけなのかもしれません。

しかし、そうだとしても2~3mある長槍と1,2~1,5mくらいの短槍とでは扱い方も違ってきそうです。やはり短槍独自の「短槍術」があっても良さそうなもんですが、それが検索しても出てこないということは、日本では「短槍」はあまり重要視された武器では無かったのかも、と思ってしまいます。

確かにどうせ槍を持つなら長い槍を持ったほうが有利ですし、普段から護身用に携帯するとかであれば刀のほうが便利です。短槍は意外と中途半端というかあまり使い勝手のよくない武器かもしれません。

もちろんまったく使われてなかったということはないと思うし、侍以外の刀を持たない人たちは重宝していたかもしれません。コスト的には安そうですしね。

ただ繰り返すようですが、「短槍術」というような独立した技術体系はなさそうなので、あくまで槍の一種というあつかいで、特段、短さを生かした技術を真剣に考え発展させようとか、短槍がフューチャーされたというのはなさそうです。

それでもいろいろ探したところ「三匹の侍」という時代劇の桜京十郎というキャラが「短槍」の使い手だったようです。

う~む、この動画を見る限りは「突き」はそれほど使わず、振りまわしての「叩き」や「払い」のほうがメインですね。

長槍でも「叩き」や「払い」はありますが、短槍のほうがとりまわしが効くので、長槍よりもそういった攻撃が多くなるのは当然でしょうか。

あくまで時代劇の殺陣ですが、実際の短槍もこのように使った可能性は高いと思います。

そう考えると短槍は「短い槍」と考えるよりも「穂先つきの棒(あるいは杖)」と考えるほうが実態に近いかもしれません。

あくまで私の勝手な推測ですので、「短槍ってそんなんちゃうよ!」とか「短槍術」の動画とか知っておられるかたは教えて頂ければと思います。

さて、ここまではあくまで日本語の「短槍」の話でしたが、これを英語の「short spear」で調べるとたくさんの画像や情報が出てきました。

なるほど、こういうのは確かに短い槍=短槍=short spearですね。

面白いと思った動画もいくつかあげます。

これは作りものの「short spear」ですが、技法としてはかなりリアルで「短槍術」と呼べるのではないかと思います。

やはりここでも、槍を縦や横に使って棒術っぽい使い方をしています。それでも槍らしい突きもきっちり決めています。

面白そうですね。ちょっとやってみたい気がします。

確かに片手に「盾」を持つ場合、もう一方の手だけで長い槍を操ることはできませんので、当然、短い槍=short spearということになりますね。

日本は盾を使わないぶん、短槍も流行らなかったのかもしれませんね。

趣を変えて、中国拳法の短槍です。

これはかなり短いですね。槍と言って良いものなのか?穂つきの棍棒といった感じです。中国拳法はいろんな武器があって実に面白いですね。

そういえば「水滸伝」に双槍将の董平という二本の槍を使うキャラが登場しますが、まさかこのサイズの槍でしょうか。それだといささかショボイ感じがします。

しかし、こうなってくると「短槍」とか「short spear」とかってひとくくりにはできなくなってきますね~。

まあ、それはさておき、これらの動画と比較すると、スポチャンの「短槍」は「叩き」や「払い」などは無く「突き」だけですので、「短槍」と言うより「銃剣道」のほうが近いなあ、と改めて思いました。

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コメント

Thank you for your article.Thanks Again. Awesome.

投稿: camiseta arsenal 2012 | 2013年10月 9日 (水) 09時34分

camiseta arsenal 2012さん、ありがとうございます!!

投稿: 大門大吾 | 2013年10月 9日 (水) 13時31分

短槍使いのバルサが主役の守り人シリーズが大好きなんですが、話を読んでいるうちに、短槍について興味がわいてきました。
そこで、このブログにたどり着いたのですが、短槍の競技って言うものはあまり無いんですね。スポーツチャンバラも槍が短すぎる気がするし・・・三匹の侍の桜京十郎のもっている槍が私の中のイメージに合ってたんですが、技とか、武道とか探したんですけど見つかりませんでした。でも、戦国時代とかの戦争には、長槍とか短槍など使われていましたよね?そのような伝統がどこかに受け継がれてないかな・・・
長い棒やはらいの技術からみれば、なぎなたも近いものがあるんじゃないかなと思いました。

色々な短槍の動画がまとめられていて、とてもおもしろかったです。ありがとうございました。

投稿: | 2013年11月 7日 (木) 16時07分

大変うれしいコメントありがとうございます!

私もいろいろ探してみたのですが、短槍(術)に関する動画や資料がまるでみつからないのが、不思議でしょうがありませんでした。
日本では意外と使われてなかったのかもな~、という気がします。

また何か新しいことがわかれば、このブログに書いていきたいと思います!!

投稿: 大門大吾 | 2013年11月 8日 (金) 01時37分

確か山県有朋が短使いでしたよー

投稿: | 2014年7月14日 (月) 14時07分

そうなんですか〜、知りませんでした。
長州に関する逸話には槍がよく出てくるような気がします。
良かったらソース教えてくださいm(_ _)m

投稿: 大門大吾 | 2014年7月17日 (木) 02時06分

短槍は西洋では頑丈で大きな剣を作ることができなかった~AD800年頃までのケルト人、フランク人、いわゆる蛮族と呼ばれる人々の間で使われていたみたいです
見た目は上の中国の短槍に似ており、片手に盾を持ち、剣のように扱った用です。もっぱら貧民の武器でした

投稿: | 2015年1月27日 (火) 02時50分

おもしろい情報ありがとうございます!
確かに槍は殺傷力や技術にも利点がありますが、簡単に作れるとかコスパに優れているという点も魅力の武器ですよね。
短槍と盾で武装した蛮族というのはなかなか恐ろしそうですねえ。
どんな戦い方だったのか興味あります!

投稿: 大門大吾 | 2015年1月28日 (水) 16時12分

三日月型またはアサリの殻を開いたような盾をかざし盾の欠けているところから口撃したそうです。
蛇足ですが少なくとも長槍は中国武術のある流派において刺突はフェイクで叩き付けや薙ぎ払いがメインだそうです。

投稿: | 2015年12月 5日 (土) 20時40分

なるほど!「蛮族」と言いながら、なかなか工夫された戦い方ですね。
槍も流派やら国やら長短なんかで多種多様な戦い方がありますね~。
またいろいろ勉強していきたいと思います。

投稿: 大門大吾 | 2015年12月 6日 (日) 10時53分

お初ですm(._.)m
短槍ってば、基本的には 棒術かな~っと
思ったんだで、下手するとですが
中国の棍棒・棒術が関わってる様な感じです
アノ少林寺拳法で、三股のヌンチャクな感じの棒術や
槍術 こん棒術とかから 発祥やら枝分かれな感じで・・・
それにね 西遊記の如意棒(棒術)が一番 技 や用途が似てる気がするですよ!
むか~し見た カンフー映画でも短槍は出てた様に記憶してるんです 旅人や用心棒に流れ者とかが使う感じで(非常時とかの護身用)
西部劇のガンマンが携えるライフル的な武器かもしれません
時間の都合上 まだ 未確認ですm(._.)m

投稿: 敦賀屋 バボ | 2016年4月 4日 (月) 14時29分

敦賀屋 バボさん、初めまして!コメントありがとうございます!

ですよねえ、確かに短槍は棒術的な使い方のほうが有効だと思います。

中国の影響というのは新しいですね。ただ私的には日本で槍が使われだしたタイミングを考えるとどんなもんかなあ、と思ってしまいます。

旅人や流れ者のイメージはありますねえ、簡易な得物だからでしょうか。短槍片手の流れ者……なかなかかっこいいですね!

また何かわかればぜひ教えてくださいm(_ _)m

投稿: 大門大吾 | 2016年4月 6日 (水) 03時34分

日本で、槍が普及したのはね
遣隋使時代よりも やや 早い時期ですよ
日本の長槍(足軽)の用途は、向かって来る相手に対して
水平に構えて、人が刺さったら その人の背の高さに合わせて 手元を地面に差して 防衛陣形が一番の目的だったようです(簡易訓練の草兵でも出来るから)
日本で槍の進化は、短槍よりもナギナタ薙刀として
発展しちゃいました、刀よりも距離が取れ 槍舞とかの別の
遊びに進んじゃいましたw 実用性よりも 美しさ(動き)を
求めたようです!
どうも 古来 日本は、新ヨゴの帝的発想しか出ないようですね 神の子である 帝(天皇)がウンタラですからw

投稿: 敦賀屋 バボ | 2016年5月 8日 (日) 12時51分

敦賀屋 バボ さん、ありがとうございます!

私の認識として、日本の長柄武器の変遷は矛→薙刀→槍だったので、もう一度調べ直したところ

確かに大海人皇子が槍を使ったという記述はあるようですが、それ以外、同時期の記録に槍が出てくることはほとんどないようです。

しかし、当時の主武器である矛は槍との区別が難しい武器で槍の源流が矛だと考えるかたや矛の一形式として槍を考えるかたもいらっしゃるようです。確かに形状的には近いと言えると思います。

ただ、当時の矛は基本的に片手で扱い、逆の手に盾を持って使用したとのことなので、後の世の槍とは使用法が違うようです。まあ、両手で使う場合もあったのかもしれませんが。

そして、薙刀が主要武器の時期を経て、鎌倉中期~後期に突如(再び?)槍が表舞台に登場してきた時に、いにしえの矛の技術が何か影響を与えていたのか?与えていなかったのか?という点をはっきりさせる資料は私には見つけられなかったです。

推測や想像はできるし、それはそれで楽しいことですが、資料的な裏付けがやっぱり欲しいですね。

なにかこのあたりの有力な資料や論文などご存じでしたら、ぜひ教えてくださいm(_ _)m

投稿: 大門大吾 | 2016年5月11日 (水) 02時54分

文献ってかね、日本語で『短槍』と一口だけど
西洋文化ではね、短槍は スピアーとランス の二系統がありましてね スピアーだと片手持ちで盾も持ちますし
ランスだとね 脇に抱えて馬で突き進むモノから両手で持って自分で走って突撃とありましてね
あとは、投擲器の槍を流用した両手持ち戦法も有りまして
現代の日本人は、西洋文化の『槍』が起源と踏まえて解説する人が多く 第二次大戦以降は 特に その様に特化しちゃってますよ
弓でさえ、古代トルコ式 西洋式 中国式 中東式の四系統なのに 西洋式と日本式の二系統でしか知られてませんからね(。>дд<)

投稿: 敦賀屋 バボ | 2016年5月13日 (金) 22時58分

なるほど、槍にもいろんな種類がありますからねえ。

ひとくくりに語るのは無理がありますねえ。

投稿: 大門大吾 | 2016年5月16日 (月) 01時37分

初めまして。
演劇用に「短槍」を制作することになったので検索したところ、あまり良い定義に巡り会えずほとほと困っていたところ、こちらのブログにたどり着きました。
画像検索ではやはりバルサの画像が多く、しかも2次創作の画像では長さもまちまちでどうすれば良いか迷っていたので、婆婆羅さんや他の方々のコメントが大変参考になりました。
(学生のため、演劇とはいえそこまで専門的な書物は必要なかったので、ネットでどうにかならないものかと考えておりました。)
ありがとうございます。
ブログとしての読者ではないため申し訳有りませんが、とても助かったのでお礼まで。

投稿: MomoMasa | 2016年11月16日 (水) 10時53分

お返事遅くなり申し訳ございません!
MomoMasaさん、ありがとうございます!
かなり前に書いた記事なので、いま読み返すと認識不足を感じる内容なのですが、参考にしていただけたのなら良かったです。
演劇がんばってくださいね~!o(*^▽^*)o

投稿: 大門大吾 | 2016年11月22日 (火) 01時31分

はじめまして。
うる覚えですが…
短槍は屋内戦で使われる槍使いの武器で、戦国時代とかでは無く
住居や館等に討ち入りや手入れ等で使われ、江戸時代~幕末頃の
武器だったと思います。後、寝室に作られた槍隠しにも短めの槍が
仕込まれていたはずですが、携帯武器として修羅場で使われたのは、
上記からだったはず。

投稿: Red_cerberus | 2016年12月28日 (水) 18時58分

Red_cerberusさん、ありがとうございます!

そうですね、やはり短槍は屋内向けの武器ですね。

戦国以前にはあまり用いられていなかったんでしょうかね?

投稿: 大門大吾 | 2017年1月 2日 (月) 01時32分

始めまして。
ちょっと短槍を検索していて読ませてもらいました。
確かにあまりメジャーなものではないようですね。

動画ですが、、、私の記憶では必殺仕事人の何とか編(忘れました)であおい輝彦が使ってたはずです。

では

投稿: KG | 2017年12月11日 (月) 17時41分

KGさんありがとうございます!
調べてみたのですが、あおい輝彦さんが出ていたのは「必殺剣劇人」という必殺シリーズの最後の作品のようですね。
残念ながら槍を使っている動画とかは見つけられませんでした。。

投稿: 大門大吾 | 2017年12月24日 (日) 02時12分

ごめんなさい確認しました。
タイトルは『必殺まっしぐら!』です。
必殺シリーズではかなりマイナーですが、youtubeにも少し動画があるようです。
https://www.youtube.com/watch?v=dxtA9TC2eHY

投稿: KG | 2017年12月26日 (火) 16時05分

こ、これは!?……あおい輝彦さんではなく西郷輝彦さんですね!

しかし、なかなか興味深くかっこいい殺陣ですね。

投稿: 大門大吾 | 2018年1月13日 (土) 11時16分

重ね重ねすみません。輝彦違いでしたね。
同じく必殺のシリーズで屋敷の警護に短槍を使っている侍がたくさん出てくる動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=h-h-r-mkKOQ
構え方や使い方は一般的です。
まぁみんなあっさり切られてしまうんですけどね。

個人的には西郷輝彦さんの短槍が一番イメージに合います。
柄を刀に払い切られちゃうところもイメージ通り(笑)でした。

投稿: KG | 2018年1月15日 (月) 18時57分

これは貴重な動画を見つけられましたね。

こんな短槍持った人がわちゃわちゃ出てくるとは。

まあ、この人たちはバッタバッタと殺されてしまいましたが、短槍自体は屋敷内とか狭い場所ならそれなりに使いようのある武器かもなあ、と思いました。

投稿: 大門大吾 | 2018年1月23日 (火) 01時27分

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